製作事例
電池パック部品
異物管理
(150×130×25、アルミダイカスト)
【軽HV用電池パックの冷却部品の製作】
微小異物の管理もおまかせ下さい!
HV車は、減速時のエネルギーを利用し、ISG(モーター機能付発電機)で発電した電気を蓄えます。加速時には、モーターへ電力を供給し、動力をえます。
写真の製品は、電池パックの冷却部品になります。一部の軽自動車に搭載されており、特に電池パックの冷却が必要な車種に使われています。
この製品は異物管理がかなり厳しく規定されています。
電子基盤の近いところに搭載されるため、微細な異物であってもそれが基盤に落下すると、ショートしてしまいます。
即、車両故障に繋がってしまうことからこの製品では異物サイズφ0.2以下という厳しい規格が設定されています。
製造の注意点として2点あります。鋳造においては、表面に剥がれやバリが発生しないよう、仕上、検査を含め厳しく管理しています。
加工においては、切粉をできるだけ発生させない、残さない工夫をします。洗浄工程では異物を落としきる工程を設計をすることで、異物をきれいに洗い流します。
今後、電動化が進むにつれて、異物に関する要求はさらに厳しくなっていきます。
当社では、異物だけでなく残留油分に対しても、お客様の要求を満足する工程設計、検査体制、品質保証体制を有しています。
量産製作に関するご相談、ご質問などお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。